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花と月

 日に向かって咲く花と、太陽と、月。誰にも見られない場所で、行く宛てのない歌を作る月のお話です。「きみ」や「ぼく」といった一人称と二人称を今回は意図的に多く登場させることで上手い感じに女々しさが出せた気がします。

 僕はCメロに一番言いたいことを盛り込みたがる癖があります。月は自分で光ってない天体で、僕らが見ている月は、太陽の光を反射することによって青く光ってるように見えています。

 誰かから見る僕の性格は、影のように、対面する相手によって、照らしてくれる相手によって形を変えるのです。

読まれなかった手紙について

 何かの折、お酒を飲んでいた古谷と清水ケンヂくんの中で、何故か初恋の話になり、ケンヂくんの初恋(かつトラウマ)の話を聞いた僕が「なにそれドラマみたいぃぃぃ!!!」ってなったところからこの曲は生まれました。8割がケンヂの実話、2割が古谷の妄想です。

 ポップスで三拍子ってあまり好まれないという話を聞いたことがあるのですが、そこに一石を投じるべく作りました。実話に沿った上で、ストーリーと楽曲を展開して、なおかつ言葉遊びを入れています。落ちサビからラスサビにかけての展開がお気に入りです。

 ちなみにこの曲の舞台は、ケンヂ君の地元である、新杉田、鎌倉高校前のイメージです。『花と月』の舞台も江ノ島、夜の砂浜がイメージなので江ノ電大好きかよってなります。実際、大好きです。

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Circle ライナーノーツ

このアルバムは我々の最初の音源ということで、よく言う文句ではありますが

「名刺代わり」となるようなものを目指しました。

どこから聴き始めても繰り返し繰り返し聴きたくなるような、皆様の生活の円環に溶け込むような、そんなCDになってくれればと思っています。

ライブでは演者側と観てくれる人たちとで「輪」を作れるようにと思って演奏しています。

是非我々の輪に混ざりに来てください。

CokeColor,DearSummer 

古谷峻  

夜の散歩道

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 思い出の引き金みたいなものは至る所に転がっていて、ふとした光景や匂いだけで記憶が呼び起されて、心がグワ~~~っと苦しくなることがよくあります。夜はその類の感傷を加速させるので、夜の散歩とは実に危険です。

 「永遠」とかそういう言葉は口にすると軽々しいし薄っぺらいもののように伝わってしまうことがあるけど、毎日大切な人について考える日が連なって、それが結果的に「ずっと」になってくれれば本当に愛おしく扱うことが出来ると思うのです。「月が綺麗ですね」という台詞は夏目漱石リスペクトです。

 このバンドを組むぞ!ってなったその日の内に、楽しみな気持ちの勢いのそのままに僕が断片を作った曲です。最初の音源の最初の曲に出来て良かったなぁって思います。

ペンギン@アイスエッジ

 「ペンギンアイスエッジ」と読みます。@マークは読みません。こういう読まない記号の入ってる曲、好きなんです。

 『アルバムの2曲目らしさ』というものが僕の中にあって、それを上手いこと形に出来た曲だと思います。全パート楽器がキレキレなんですが特に鍵盤ソロは智世先生に丸投げしたら120点で返してくれました。

 経済学用語で「ファーストペンギン」という言葉があるそうで。未知の世界へ一番に飛び込んでいくのはいつだって怖いもの。

 そこに立つ貴方の背中を押したいだけの歌です。

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